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「ほこ×たて」やらせ疑惑 放送自粛 [時事通信なう]

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フジテレビの人気バラエティー番組「ほこ×たて」(日曜、後7・00)に出演した男性が、番組に「やらせ」があ


ったとインターネット上で告発。騒然となっている。記述には動物虐待と受け取れる部分もあり、動物愛護の観点か


らも波紋を呼びそうだ。フジテレビは23日、デイリースポーツの取材に対し、出演者のネット上での“告発”につい


て把握していることを認め、事実関係については「調査中」とした。 

 
問題となっているのは、20日に放送された「ほこ×たて」2時間スペシャルの中の対決『スナイパ


ー軍団VSラジコン軍団』。ラジコンカーで出演した広坂正美氏(43)が「今回偽造された編集内容が余りにも酷


かった為、事実をお知らせする事に致しました」と自身が勤務する会社のHP上で“告発”した。  広坂氏によると、


放送された内容は“スナイパーとラジコンカーの対戦において、スナイパーが銃弾を命中させて勝利”だったが、「こ


の内容は全くの作り物です」と指摘。当初番組で決めていた対決のルールに従えば、最初にラジコンボートが3連勝


したため、ラジコンカーもヘリも対決がないまま、ラジコン軍団の勝利が決定し、スナイパー軍団とラジコン軍団の


対決は終了するはずだった。  しかしそれではせっかく用意したラジコンカーとヘリの対決を見せることができな


い、として、編集者が対決の順番を入れ替えた、と広坂氏は主張。さらに、ラジコンカーは撮影中のアクシデントに


より、事実上の対決は中止となっていたにもかかわらず、放送では、ラジコンカーがスナイパーに撃たれて負けた事


にされたことなど、“演出”が加えられていたという。  さらに、放送上は男性のクリスさんがスナイパーということ


になっていたが、実際には、女性スナイパーのレアさんだったという。  広坂氏は20日の放送分について「内容を


偽造して編集したもの」と怒りをあらわにしている。  また、放送直前に制作会社の担当者から編集内容を知らさ


れ、「あまりにも事実を曲げられていた」ため、「もしこの内容で放送された際には、事実を発表します」と内容を


偽造しないよう忠告していたことも明かした。  ラジコン界のカリスマ的存在である広坂氏は、今回を含め、同番組


に3度出演しており、うち2012年10月21日に放送された「猿VSラジコンカー」では、猿がラジコンカーを


怖がって逃げてしまうため、「釣り糸を猿の首に巻き付けてラジコンカーで猿を引っ張り、猿が追いかけているよう


に見せる細工をしての撮影でした」と暴露した。  猿に対して釣り糸を巻き付けた行為は、動物虐待にあたる可能性


もある。  これまでは「ラジコンの認知度を上げたい。ラジコンを普及させたい」との思いで番組に出演してきたと


いう広坂氏。番組当初の企画には、多大なる敬意を払った上で、「昨今では余りにもひどいやらせ番組に成り下がっ


てしまった」ために、今回の“告発”に至ったと説明した。  また最後に、「フジテレビさんには放送開始当初の輝い


ていた人気番組『ほこ×たて』の再興を強く願っております」と記している。  「ほこ×たて」は2010年10月


のギャラクシー賞(※優れたテレビ番組に贈られる賞)の「月間賞」を受賞している。






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